「……ほら、来いって」

 

「……おう…」

 

珍しく乗り気のエースに目を見開いていたシャンクスも、

エースに呼ばれるとそそくさとベッドに近付くと、

着物の胸元から手を差し入れ、

取り出した煙草の箱やライターをベッドサイドの棚に置き。

 

「姫始めって…本当にする奴居るんだな…」

 

慣れない手付きで帯を緩めながら、

エースはちゃくちゃくと着物を脱いで行くシャンクスを見遣った。

 

「そうだな…やっぱ一緒に可愛い奴が居るとヤリたくなんじゃね?俺みてぇにv」

 

おどけて言いながら、

先に着物を脱ぎ終えたシャンクスはベッドに腰掛けて笑いを洩らした。

 

「……可愛くねぇよ…」

 

シャンクスの台詞に微かに頬を染めながら、エースは唇を尖らせて呟き、

やっと解けた帯を湯かに落した。

 

 

「はは、可愛いんだって…俺には」

 

中々着物を脱げないエースを手招きしてベッドに呼び。

 

「ほら、焦らすなって…」

 

「焦らしてなんかねぇよ!」

 

手招きされるままにシャンクスに近付くと、大人しく見詰め。

 

「はいはい…」

 

小さく苦笑を洩らしながらエースを見上げると、

脱ぎ掛けのエースの着物に手を掛けてゆっくりと肌蹴た胸元から手を差し入れ。

 

「…ッシャン……手ぇ冷てぇ…」

 

差し込まれた冷たい手にビク、と肩を跳ねさせてシャンクスを見遣るエースに

シャンクスも視線を上げた。

 

「んん?冷てぇか…?」

 

エースの声に小さく笑いを洩らし、差しこんだ手を緩く動かしながら問い掛け、

胸元から鎖骨を撫で上げ。

 

「ゃ……冷てぇ…///」

 

「すぐ温かくなんだろ…」

 

胸元を撫でていた片腕を抜くとエースの肩を掴んで押し倒すようにして跨ぎ上げ、

自分の体の下にいるエースを見詰めた。

 

「……さて、姫始め…やるとするか♪」

 

そう言うと組み敷いたエースにニイ、

と笑みを向けるとゆっくりと顔を近づけて唇を重ね。

 

「んん…ぅ///」

 

「…ん」

 

エースの上唇を柔らかく食みながら舌先でねっとりと舐め上げ、その

口腔を堪能した。

 

「は…んぅ……///」

 

キスの合間に零れるエースの嬌声に薄く目を開いて笑みに細め、

ゆっくりと唇を離した。

 

「……ッはぁ…」

 

互いの唇を繋いだ銀糸と、濡れたエースの唇を指で撫で。

 

「かぁわいい…」

 

同じように濡れた唇を軽く舐め、肌蹴たエースの胸に顔を埋め、

薄く色付いた胸の飾りに舌を這わせて

小さく呟いた。

 

「ぁ…く///」

 

ピチャピチャと卑猥な水音を立てながら執拗に胸を攻められ、

耐えられない、と言う様に首を振るエースに、シャンクスは笑みを深くする。

 

「我慢すんなって…一緒に楽しもうぜー?」

 

カリ、と軽く突起に歯を立てながら、

噛み締めたエースの唇を柔らかく撫でて口腔に自分の指を咥えさせ。

 

「んぅ……ん///」

 

突起への甘い刺激に、咥えさせられたシャンクスの指に

ねっとりと舌を絡めながらシャンクスを見詰め。

自分の胸元で動く赤い髪を緩く掴み。

 

「……やぁらし…」

 

ちゅぅ、と指を吸わながら髪を掴むエースに視線を遣ると小さく笑みを洩らし、

見詰めて来るエースに応える様に唇に挟んだ突起を軽く吸い上げた。

 

「…んぁ…ッや…///」

 

ゾクゾクと身震いしながら掴んだ髪を軽く引っ張り。

そのエースの様子に唇を離すと、エースに咥えられた指をゆっくりと引きぬき

 

「エース…足開けよ…」

 

エースの足元まで体を屈めると、着物の裾を口で咥えて捲って行き、

促すように小さく囁いた。

 

「…ホラ……エース」

 

促されるとシャンクスに見せ付けるように足を開いて行き、

それに合わせる様に捲られて行く着物の裾に、

羞恥に耐えるように目を硬く瞑り。

 

「……ん」

 

広げられた脚の間に体を割り入れ、エースの太腿を舐め上げ、

先刻濡らした自分の指でエースの秘処を軽く突いた。

 

「ん……ゃ…ッ///」

 

皮膚の薄い個所を突かれると過敏に反応しながらシーツを握り締め、

エースはシャンクスの揺れる赤い髪を見つめた。

 

「力抜けよ…?」

 

そう言うと、力の抜けたエースの秘処に、

熱く猛った自身を、ゆっくりと沈めていった。

 

溢れる情欲と…。

 

止らない愛しさと…。

 

なぁ…気持ち悦くなってきただろ…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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*********

**********

 

目が覚めたのは2日目の朝で。

 

シーツの乱れたベッドで、シャンクスは、へら、と笑みを浮かべて

自分の腕に抱かれているエースの髪を梳いていた。

 

「なぁ…悦かっただろ?」

 

まだ眠そうに眉を顰めているエースにお構いなしに笑ったまま尋ねると、

シャンクスはエースの額にキスを落した。

 

「ん〜…気持ちかった…」

 

気怠そうにシャンクスの胸元に擦り寄りながら、エースも、へら、と笑って応えて。

シャンクスはもう一度エースにキスをした。

 

「…あ、俺の携帯……光ってね?」

 

シャンクスのキスに顔を上げたエースはふと

目に映った自分の携帯に手を伸ばした。

 

「んゲッ!!??着信10件も入ってんじゃんか!!」

 

履歴には『親父』の文字が10件。

 

「やっべ!新年の挨拶忘れてた!!」

 

「うわー…俺また白髭に怒られちまうじゃねエか…」

 

さして気にならないのか、のほほん、と煙草を咥えながら

呟くシャンクスに、エースは火を差し出しながら溜め息をついた。

 

「シャン…約束したじゃんか…盆と正月には帰せってさー…ま、俺も忘れてたケド…」

 

火にした指を戻すと、エースは前髪を掻き上げてシャンクスを見詰めた。

 

「約束破ったら親父、俺の事連れ戻しに来っからな?」

 

「ッな!!??」

 

エースの台詞にさすがのシャンクスも煙草を揉み消してベッドから跳ねあがった。

 

「おい!エース、早く服着ろ!!!挨拶行くぞ!」

 

「へいへい…」

 

「あー…でもその前に風呂だな、風呂」

 

「あぁ、そっか」

 

ベタベタな体に小さく笑って、エースもシャンクスに賛成して、まずは風呂に。

 

バカップルが新年の挨拶に向かうには、まだまだ時間が掛かるようだった。

 

 

 

 

******END******

 

 

 

大幅に遅れた新年SS!!ただエッチしてるだけの二人だけど、なにやら

パラレルチック…。

この同棲モノ(笑)は続くかもしれないし、続かないかも知れないです(爆)

とにかく、明けましておめでとうご座居ます!!

今年はいっぱい本読んで、頭のイイ話が書けるようになりたいです!(何抱負)

 

 

 

 

 

 

 

 

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